【ワシントン時事】新型コロナウイルス感染者が世界最多の米国で、中西部を中心に新規感染者が急増している。ロイター通信の集計によると、感染者数は15日、累計で800万人を超えた。死者数は21万人超。投票まで3週間を切った大統領選にも、感染拡大が影響を及ぼしている。
 米紙ニューヨーク・タイムズによれば、1日当たりの新規感染者数(7日間の平均値)は、4月に3万人を超え最初のピークを迎えた後、いったん2万人強に減った。7月下旬に6万5000人前後で2回目のピークを記録した後、3万人台にまで減少。9月後半から増加傾向に転じ、今月12日以降は5万人を上回っている。
 最初のピークはニューヨーク州など東部、2回目はテキサス、フロリダ両州など南部が中心だったが、最近はノースダコタ、ウィスコンシン両州など中西部で増加が目立つ。CNNテレビによると、全50州のうち南部や西部を含む21州で、今月11日以降に新規感染者数が最多を記録した。
 ロイターによれば、サウスダコタ、ウィスコンシン、アイダホの3州では感染検査で陽性率が20%超。ウィスコンシン州の保健当局幹部は、記者会見で「州内の1日当たりの死者数が6週間前と比べ3倍を超え、一部地域では集中治療室(ICU)の90%以上が埋まっている」と危機感を表明した。 (C)時事通信社