【パリ時事】新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないパリなどフランスの9都市圏で17日午前0時(日本時間同日午前7時)、夜間外出禁止令が発効した。パリ市内の飲食店は16日、最後となる秋の夜長の外出を楽しもうとする人々であふれた。
 新たな規制では、パリや南部マルセイユなどで、午後9時から翌朝6時までの不要不急の外出を禁止。期間は少なくとも4週間だが、マクロン大統領は議会の承認を得た上で12月1日まで延長したい意向だ。
 フランスでは、一般的な夕食の時間は午後8~9時。新規制に伴い、飲食店は午後9時の営業終了を義務付けられ、売り上げへの打撃は避けられない。パリのレストランで働くセバスチャンさんは「営業開始時間を早めるなどして対応するが、市民の習慣はすぐには変わらない」と指摘。「客が来なければ休業せざるを得ないだろう」と語った。
 マクロン氏は、私的な会合が感染拡大の主な原因になっていると強調。一方で、経済活動への影響を極力避けるため、日中の外出制限や国内の移動制限は設けていない。仏テレビは「パーティーの時間を早めるようになるだけだ」「これまで通り満員の地下鉄で通勤したら(夜間外出禁止令の)意味がない」と、効果に疑問を投げ掛ける市民の声を伝えている。 (C)時事通信社