政府の新型コロナウイルス対策アプリ「COCOA(ココア)」で、感染者と濃厚接触した可能性があると通知された人を対象に、東京都が30日にコールセンターを開設することが分かった。都内の保健所には「通知が出たがどうすればいいのか」といった相談が集中。今冬はインフルエンザとの同時流行も懸念されるため、都は保健所の負担軽減を目指す。
 都が新たに設置する「COCOA相談センター」では毎日24時間、オペレーターが応対。通知を受けた本人や周囲の人の症状などを聞き取り、医療機関の紹介や受診調整を行う。今後の入国制限の緩和を見据え、日本語の他に英語や中国語、韓国語でも対応する方針。
 また、症状のある人に対する受診相談電話も「発熱相談センター」に改称し拡充。これまで保健所が対応できない夜間と休日に限り受け付けていたが、24時間体制に改める。両センターで最大60回線を想定している。
 ココアは利用者同士が1メートル以内に15分以上いた場合に記録され、感染者が判明すると濃厚接触者に通知が届く。6月に開始され、ダウンロード数は約1900万件に上る。一方、都の関係者によると、通知を受けた人からの問い合わせが保健所に相次ぎ、他の業務に影響が出たこともあったという。 (C)時事通信社