【ニューヨーク時事】英製薬大手アストラゼネカは23日、一部で中断していた新型コロナウイルスワクチンの臨床試験(治験)について、全世界で再開すると発表した。米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)も同日、治験の再開に向けて準備していると表明。英米の大手2社の開発態勢が正常化することで、早期のワクチン誕生への期待が改めて高まりそうだ。
 アストラゼネカの治験は、参加者に副作用が疑われる症状が表れたため、9月以降、日本を含む各国で一時ストップしていた。米国では最後まで中断していたが、米当局も23日、安全性が確認されたとして再開を認めた。報道によれば、米当局は治験参加者2人に起きた神経系の症状について、ワクチンが原因ではないと判断した。
 J&Jは今月、参加者1人が原因不明の病気になったとして、治験を中断。同社は23日、「ワクチンがこの症状を引き起こしたという根拠は見つからなかった」と説明した。 (C)時事通信社