【パリ、ベルリン時事】新型コロナウイルスが再び猛威を振るい始めた欧州で28日、欧州連合(EU)の中核となるフランスとドイツが強力な規制を再び導入することになった。マクロン仏大統領は、全土で30日午前0時(日本時間同8時)から外出制限措置を再発動すると発表した。メルケル独首相も、各州政府との協議を決着させ「軽度のロックダウン(都市封鎖)」と報じられる再規制に踏み切った。
 フランスの措置の期間は12月1日までで、原則として不要不急の外出と地域間の移動が終日禁止される。生活必需品を扱う店以外の商店は閉鎖され、飲食店は持ち帰りを除いて休業。一方、高校までの学校は閉鎖されない。
 ドイツは11月2日から同月末まで、飲食店や文化施設などを閉鎖する。観光目的の宿泊も禁止する。一方、休業補償など最大100億ユーロ(約1兆2000億円)の追加経済支援も行う。
 マクロン氏は28日、テレビ演説で「経済が止まってはならない」と強調。工場や農業、公共事業の稼働は続けると明らかにした。また、可能な限り在宅勤務とするよう企業に呼び掛けた。 (C)時事通信社