スウェーデン政府の新型コロナウイルス対策の責任者アンデシュ・テグネル博士は2日、東京都内の日本記者クラブとスウェーデンをオンラインで結んで記者会見し、欧州での感染拡大に夏のバカンスで活発化した旅行の影響はないと断言した。「スウェーデンはかなり徹底して夏の人の移動をモニタリングした。夏に旅行して特に感染が増えた証拠はない」と述べた。
 現在の感染急増には「複数の理由がある」と強調。秋になった欧州の気温低下を挙げ「寒くて屋内にいる率が高くなり、ウイルスに感染しやすくなった」と語った。
 スウェーデンが避けてきた欧州各国の厳しいロックダウン(都市封鎖)の弊害にも触れた。「いったん解除されると、やはり人と人との接触が増える」と述べ、解放感がどうしても人の集まりを促進してしまう悪影響を指摘した。 (C)時事通信社