経団連が、新型コロナウイルスの感染予防対策に関する企業向けガイドライン(指針)の一部緩和を検討していることが6日、分かった。感染防止と円滑な事業活動の両立を進めるのが狙いで、月内にも指針を見直す。出張や社外会議への参加をしやすくするほか、洗った手を乾かすための「ハンドドライヤー」を使用できるようにする。
 経団連は5月、個別の業界が指針を作成する際の参考として「感染予防対策ガイドライン」を公表した。経団連が指針を見直すことで、各業界でも同様の動きが広がる可能性がある。
 現在の指針では、不急の出張を見合わせることや、対面の社外会議・イベントは必要な場合に最少人数で参加することを奨励している。経済界では事業活動再開に伴い、指針緩和を求める声が強まっており、感染防止の徹底を図った上で、柔軟に出張や会議への参加ができるようにする。
 また、使用禁止にしているハンドドライヤーは、世界保健機関(WHO)が手洗い後の利用を推奨しているとして、使用再開へ指針を見直す。このほか、政府の新型コロナ対策アプリ「COCOA(ココア)」の利用も呼び掛ける。 (C)時事通信社