世界最悪レベルの大気汚染で有名なインドの首都ニューデリーで、今年も野焼きや工場の排煙、自動車の排ガスなどが原因で大気汚染が深刻化している。特に今年は、新型コロナウイルスによる肺炎のリスクと共に、呼吸器が「二重の負担」(民放NDTV)にさらされるとの懸念が高まっている。
 ニューデリーでは例年、大量の花火と爆竹を使用するヒンズー教最大の祝祭「ディワリ」を境に大気汚染の状態が著しく悪化する。秋から冬にかけ、風が吹かない気象状況も汚染の滞留を招く。
 今年は今月14日のディワリを前に、早くも汚染が深刻化。在インド米大使館の観測によれば、微小粒子状物質PM2.5の値は10月下旬以降、連日のように6段階で最悪の「有害」を記録し続けている。 (C)時事通信社