新型コロナウイルスの感染者が再び増加傾向にあることを受け、各地の自治体では独自に設けた基準に従い、警戒レベルを引き上げたり注意報を出したりするなどの動きが相次いでいる。
 長野県は14日、感染者が多発する長野市など9市町村について、6段階ある感染警戒レベルを3から4に引き上げ、「新型コロナ特別警報」を発令。長野市内の飲食店ではクラスター(感染者集団)も発生しており、県は接待を伴う飲食店のうち感染予防ガイドラインを守らない店舗の利用を自粛するよう住民に要請した。
 福井県も13日、独自の感染拡大注意報を発令。マスク着用や換気徹底といった対策を改めて求め、食事や懇親会で人と話す際は扇子で口元を隠すなど「一歩、二歩でも行動を充実させてほしい」(杉本達治知事)と訴えた。
 神奈川県はコロナ患者の増加を受け、専用病床を650床から2~3週間程度で1100床に増やすことなどを要請する「医療アラート」を14日に発令。黒岩祐治知事は感染拡大が続けば国の要請に基づき、「外出自粛や休業要請などの強い措置を検討せざるを得ない」と語り、県民にテレワークや時差出勤など基本的な感染防止策の徹底を求めた。 (C)時事通信社