新型コロナウイルスの感染者は18日、国内で新たに2201人が確認された。1日当たりの感染者数が2000人を超えるのは初めて。死者は全国で14人増え、累計で1947人となった。
 5都県で新規感染者が過去最多を更新するなど、感染拡大「第3波」の様相を呈している。政府は需要喚起策「Go To」キャンペーンを維持する方針だが、他人との接触機会が増える事業のあり方が問われそうだ。
 国内の新規感染者は今夏の「第2波」が過ぎた後、いったんは落ち着き数百人で推移していたが、11月に入ると1000人を突破。14日には1737人を記録していた。
 18日は東京都で493人の感染が判明し、8月1日の472人を上回り過去最多となった。埼玉県(126人)、神奈川県(226人)、長野県(30人)、静岡県(87人)でも最多を更新した。
 17日に不要不急の外出自粛などの要請が出された北海道は233人、大阪府は過去2番目に多い273人だった。兵庫県は103人で、2日連続で100人を超えた。
 都によると、新規感染者のうち重症化リスクの高い65歳以上は77人で過去最多だった。多くが同居する子から感染しており、子世代にあたる40~50代の感染者数も最多の155人に上った。
 小池百合子知事は記者団の取材に、検査件数の増加を要因に挙げ、「無症状の人も陽性が分かってくる。陽性者数はこれから増えると思うが、基本は重症者数をいかに抑えるかだ」と述べた。
 神奈川県では、新規感染者のうち横浜市が半数超の114人を占めた。65人は感染経路が不明といい、記者会見した市の船山和志・健康安全医務監は「どこに感染者がいてもおかしくない状態」と話した。
 浜松市では、接待を伴う飲食店2店舗で従業員計26人の感染が判明。静岡市の静岡済生会総合病院でも、看護師5人の感染が確認された。
 関西電力美浜原発(福井県美浜町)では同社社員3人の感染が確認された。協力会社従業員らを含めた感染者は計7人となり、県が感染経路の特定を進めている。 (C)時事通信社