東京都は18日、4段階で評価する新型コロナウイルスの感染状況について、最も深刻なレベルに引き上げる方針を固めた。19日に専門家を交えたモニタリング会議を開き、公表する。医療提供体制は2番目に深刻な「体制強化が必要」に据え置く。
 都内の新規感染者数は大幅に増え、重症化リスクの高い高齢者も増加。18日には過去最多となる493人の感染が確認された。都が独自に定める感染状況の警戒レベルは9月10日に1段階引き下げられた。約2カ月ぶりに最も深刻なレベルに戻ることになる。
 都内の新規感染者数は11月に入り急増した。7日間平均で見ると、4日時点では165.4人だったが、11日時点で244.3人となり、その後も増加傾向が顕著になっている。
 都内では、接待を伴う飲食店や会食の場だけでなく、高齢者施設や病院、大学の運動部など、さまざまな場所でクラスター(感染者集団)が発生。若者だけでなく、中高年も含めた全ての世代で感染者が増加している。
 重症患者も緩やかに増えており、18日時点で39人となった。12日のモニタリング会議では、専門家から「急速な感染拡大の始まりと捉え、厳重に警戒する必要がある」との指摘が出ていた。 (C)時事通信社