東京都は19日、専門家を交えた新型コロナウイルスのモニタリング会議を開き「急速な感染拡大の局面を迎えた」として、都内の感染状況を最も深刻なレベルに引き上げた。都は重症化リスクの高い高齢者に対し、会食を避けるよう要請。重症患者の増加に備え医療体制を強化する。
 営業時間の短縮や外出自粛は求めない。小池百合子知事は記者会見で「重症者数は増えてない」と説明。ただ、高齢者の新規感染者数が増加している状況を踏まえ「高齢者や基礎疾患がある人、同居する家族はできるだけ会食への参加を控えてほしい」と呼び掛けた。会食時の感染リスクを減らすため、「小人数」「小一時間」「小声」「小皿」「小まめ(な手洗いなど)」の「5つの小」の実践を訴えた。
 都内の新規感染者数(7日間平均)は、4日時点の165.4人から、18日時点は約2倍となる325.7人に急増。65歳以上の高齢者も3~9日は計197人だったが、10~16日は計274人と大幅に増えた。
 モニタリング会議では、専門家が「高齢者へのあらゆる感染機会を減らす必要がある」と指摘した。重症患者数は今月中旬から40人前後で推移しているが、都は重症用の病床を現在確保している150床から300床に増やす準備を進める。 (C)時事通信社