【ワシントン時事】トランプ米大統領は20日、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、米製薬大手ファイザーなどが臨床試験(治験)結果発表を3日投票の大統領選後まで意図的に見合わせたと主張した。薬価引き下げに関する記者発表で語った。ワクチン開発への期待感を大統領選の追い風にできなかったことで、製薬会社への不満を示した形だ。
 ファイザーは9日、米バイオ医薬品企業モデルナは16日に、それぞれ開発中のワクチンが9割超の有効性を示したとの治験結果を発表した。トランプ氏は「(結果は)10月中に出るはずだったが、彼らが遅らせた。大統領選の数日後まで待ったのだ」と述べた。
 また「製薬大手は大統領選中に数百万ドル(数億円)をかけ、私に否定的な広告を流した」と批判。薬価引き下げに取り組む自身の再選を望まなかったと訴えた。 (C)時事通信社