【ロンドン時事】英製薬大手アストラゼネカは23日、英オックスフォード大と共同開発中の新型コロナウイルスワクチンが、最終段階の臨床試験(治験)で平均70%の効果を示したと発表した。米製薬大手ファイザーなどに続き、有効なワクチン開発にめどが立った。直ちに世界各国での早期使用の承認申請に向けた手続きに入る。
 新型コロナの感染拡大が収まらない中、有望なワクチン開発の成果が相次いで発表され、光明となりそうだ。日本政府はアストラゼネカと1億2000万回分の供給で合意済みで、このうち3000万回分は2021年1~3月に供給される見通しだ。ロイター通信によると、チェン副社長は「(全体では)年末までに2億回分、21年3月末までに7億回分を準備できる」と述べた。
 発表によると、ワクチンを少なくとも1カ月の間隔を空けて2度投与した場合、投与量の違う2グループの平均で70%の効果があった。一方のグループでは効果が90%だった。安全性にも問題がなかったという。今回公表されたのは英国とブラジルでの約2万3000人分の治験結果で、日本を含む多くの国でも治験を行っている。 (C)時事通信社