東京都議会の最大会派「都民ファーストの会」は24日、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた都の条例改正案の概要をまとめた。感染の疑いのある人が検査を拒否した場合に5万円以下の過料を科す。30日開会の12月議会に議員提案する方針で、他会派に賛同を呼び掛ける。
 都民ファは当初、正当な理由がなく検査を拒否したケースのほかに、(1)新型コロナ陽性者が外出制限などに従わず他の人に感染させた(2)事業者が休業や営業時間の短縮要請に従わずに一定数の陽性者を生じさせた―場合にもペナルティーを科す内容を盛り込んだ新条例の制定を目指していた。
 だが、当初案に対し他会派からは慎重論が出ていた。都民ファはこうした意見を踏まえ、過料の対象を検査拒否のケースに絞って提案する。同会派の伊藤悠都議は24日の記者会見で「『コロナは大した病気ではない。ただの風邪だ』との理由で、検査に応じてもらえない人が多数いる」と説明した。 (C)時事通信社