【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)の欧州医薬品庁(EMA)は26日、新型コロナウイルスのワクチンについて、今後数日中に条件付き販売承認の申請が製薬企業から出されるとの見通しを示した。ロイター通信が報じた。申請は米国に続く動きで、EUでは初めて。EUでも年内に投与が始まる可能性がある。
 企業名は明らかにされていないが、共同開発するワクチンの緊急使用許可を今月20日に米当局に申請した米製薬大手ファイザーと独バイオ医薬品企業ビオンテックのほか、臨床試験(治験)でワクチンに高い有効性が確認された英アストラゼネカや米モデルナなどの可能性がある。
 順調にいけばEMAが条件付き販売承認を勧告し、欧州委員会が最終的に承認する。フォンデアライエン欧州委員長は25日、欧州議会での演説で「最初の欧州市民は12月末までにワクチン投与を受けられるかもしれない」との見通しを示した。 (C)時事通信社