【ニューヨーク時事】米バイオ医薬品企業モデルナは30日、開発中の新型コロナウイルスワクチンの緊急使用許可を同日中に米当局に申請すると発表した。米国でのコロナワクチン申請は、米製薬大手ファイザーに次いで2件目。米国で年内に二つのワクチンが実用化される可能性が出ている。
 モデルナによると、米食品医薬品局(FDA)が12月17日に開く会合で、同社のワクチンについて審議する可能性がある。緊急使用許可が出れば、直ちに配送が始まる見通し。欧州連合(EU)当局にも30日中に条件付き販売承認を申請する。
 モデルナは来年、世界で5億~10億回分を製造できると試算。日本向けには、来年5000万回分(2500万人分)を供給することで政府と合意している。
 モデルナは3万人以上が参加した最終段階の臨床試験(治験)で、「94.1%の有効性」が確認されたと説明。深刻な副作用は起きなかった。同社のワクチンは、コロナウイルスの遺伝情報を伝える物質「メッセンジャーRNA(mRNA)」を使ったもので、2回の接種を想定。ファイザー製と同じタイプのワクチンとなる。 (C)時事通信社