厚生労働省は2日の中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関、中医協)の薬価専門部会で、医療機関が卸から仕入れる薬の実勢価格と、薬の公定価格である「薬価」との価格差を調査した結果を報告した。9月分の取引の集計で、薬の実勢価格が公定価格を約8.0%下回った。
 薬価は従来、診療報酬と共に原則2年に1回改定されてきたが、政府は医療費適正化や国民負担の軽減に向け、2021年度から毎年改定する方針。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、関係業界には改定への慎重論もあるが、政府は予定通り改定し、今回の調査結果を踏まえて同年度の薬価を引き下げる見通しだ。 (C)時事通信社