新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大阪府が不要不急の外出自粛を要請した期間の初日となった4日、大阪市北区のJR大阪駅周辺ではマスクを着けた多くの通勤客らが行き交い、「どうしたらいいのか」と困惑する声も上がった。
 府は3日、独自基準の「大阪モデル」で非常事態を示す「赤信号」を初点灯。府民に対し、不要不急の外出自粛を求めた。しかし、大阪駅前では4日午前、信号待ちの通行人が密集。近くの百貨店では開店待ちをする行列ができ、バス停にもスーツ姿の客が並んだ。
 大阪府高槻市の自営業の男性(65)は、営業のため契約先に向かっている途中といい、「本当は外に出たくないが、仕方ないやん」と話し、「自分だけの意思で自粛なんかできない」とため息をついた。
 百貨店で勤務する同府枚方市の女性(45)は「人が減っているかと思ったけど全然変わってない」と不安そう。今回の府の要請についても「経済活動を止めない方針が強調されており、どうしたらいいのか、もう分からない」と困惑し、「働き方は大きく変わらないだろう」と諦め顔で語った。 (C)時事通信社