【ワシントン時事】バイデン次期米大統領の政権移行チームは7日、次期政権の新型コロナウイルス対策チームを発表した。厚生長官にカリフォルニア州のハビアー・ベセラ司法長官を指名するほか、アンソニー・ファウチ国立アレルギー感染症研究所長が大統領首席医療顧問を務める。
 ベセラ氏は元下院議員で、オバマ前政権による医療保険制度改革(オバマケア)実現に尽力した。ヒスパニック系で、政権の多様性にも配慮した形だ。就任には上院での承認が必要。
 ファウチ氏は感染症対応の権威で、トランプ政権の新型コロナ対策本部にも加わっているが、経済活動規制やマスク着用をめぐりトランプ氏としばしば対立していた。国立アレルギー感染症研究所長職も続ける。
 このほかジェフ・ザイエンツ元国家経済会議(NEC)委員長を新型コロナ対策調整官に、マルセラ・ニュネススミス米エール大医学部准教授を新型コロナ「均等対策本部」議長にそれぞれ起用。前政権の医務総監だったビベク・マーシー氏が医務総監に復帰し、ロシェル・ワレンスキー米ハーバード大医学大学院教授を疾病対策センター(CDC)所長に据える。
 バイデン氏は声明で、新チームが「最高水準の信頼と科学的厳密さ、危機管理の経験」を有していると指摘。「(来年1月20日の)政権発足初日から、新型コロナ対応に当たる準備ができている」と強調した。 (C)時事通信社