医療法人沖縄徳洲会が開設した心臓病専門病院で手術を受けて植物状態となり、その後死亡した男性患者=当時(57)=の妻が、すべきでない手術をしたなどとして同会に約8000万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が10日、東京高裁であった。北沢純一裁判長は病院側の過失を認定し、原告の請求を棄却した一審判決を変更。同会に約7800万円の賠償を命じた。
 判決によると、男性は2010年10月、沖縄徳洲会が開設した葉山ハートセンター(神奈川県葉山町)で、不整脈の一種と診断されカテーテルを使った手術を受けた際に植物状態となり、回復しないまま12年8月に死亡した。
 北沢裁判長は、医師が本来必要な発作時の心電図を記録せずに不整脈の一種と診断し、手術を実施した点に「過失が認められる」と指摘。沖縄徳洲会についても「不法行為責任を負う」と結論付けた。 (C)時事通信社