大阪府の吉村洋文知事が11日、自衛隊に対して、新型コロナウイルスに感染した重症者の治療に当たる看護師(看護官)の派遣を正式要請することが、関係者への取材で分かった。看護官ら数人が派遣され、15日に運用を開始する臨時医療施設「大阪コロナ重症センター」(大阪市)で活動する。
 同センターは、30床の病床全てに人工呼吸器を備えており、重症者を専門的に治療する。集中治療室(ICU)で勤務経験のある人など看護師約130人を確保する計画だったが、7日時点で約80人しか集まっていなかった。
 吉村知事は自衛隊への要請について、「(看護官は)クルーズ船『ダイヤモンド・プリンセス号』で適切な対応をしており、知見がある。多くの命を守るため一床でも多く稼働させたい」と言及。全国知事会や関西広域連合にも看護師の派遣を求めていた。
 大阪府は新型コロナの重症病床として206床を確保しているが、実際に稼働できているのは10日時点で182床にとどまっている。 (C)時事通信社