【ニューヨーク時事】米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は10日、米製薬大手ファイザーの新型コロナウイルスワクチンの緊急使用を勧告した。これを受けてFDAが許可を出すとみられ、深刻なコロナ禍に苦しむ米国で、市民らが初めてワクチン接種を受ける見通しとなった。
 FDAはオンラインで開催した委員会で、ファイザーのワクチンが臨床試験(治験)で期待に沿う有効性や安全性を示したと説明。出席した専門家らは、ワクチンの使用に伴うリスクよりも恩恵が上回ると判断し、17対4の賛成多数で緊急使用の勧告を決めた。
 バイデン次期大統領は諮問委の勧告について、「明るい光だ」と歓迎した。米国はコロナ感染者・死者数が世界最多で、冬本番を前に感染ペースが加速。報道によれば、9日に報告されたコロナによる死者は3000人を超え、過去最多を更新した。死者数は累計で少なくとも約29万人に達したという。 (C)時事通信社