【ニューヨーク時事】米国の専門家が10日、米製薬大手ファイザーなどが開発した新型コロナウイルスのワクチン使用にゴーサインを出した。これを受けて米食品医薬品局(FDA)が使用を許可する見通しで、市民らへの接種が近く始まる運びとなった。
 「暗い時期に差した明るい光だ」。バイデン次期大統領はこう述べ、専門家の判断を歓迎した。FDAによれば、ファイザーのワクチンは臨床試験(治験)で95%の高い予防効果を見せ、特段の安全上の懸念も見つからなかった。専門家らは17対4の賛成多数でワクチンの使用を支持し、FDAに許可を出すよう勧告。米メディアによれば、アザー米厚生長官は11日、許可が数日内に出て、来週初めにも接種が始まるとの見通しを示した。
 ファイザーは「気温低下による感染再拡大を防ぐ」(ブーラ最高経営責任者)ことを目指して、独ビオンテックとの共同開発を急いだ。寒さが一段と厳しくなるのに先立ち、一部への接種は間に合いそうだ。 (C)時事通信社