【ワシントン時事】メドウズ米大統領首席補佐官は11日、米食品医薬品局(FDA)のハーン長官に対し、同日中に米製薬大手ファイザーの新型コロナウイルスワクチンの緊急使用を許可できないならば辞任すべきだと圧力をかけた。その後に許可されたが、トランプ政権はワクチンの実用化をせかしてきた経緯があり、科学に対する信認が損なわれかねないとも指摘されている。
 米紙ワシントン・ポスト(電子版)が報じた。トランプ大統領もこの日、FDAについて「大きくて年老いた、のろまなカメ」とツイッターに投稿。ハーン長官に対し「今すぐこのワクチンを出せ」と求めていた。トランプ氏は11月の大統領選前の実用化を目指したが実現せず、英国にも承認と接種で先を越された。CNNテレビなどは「ハーン長官に強い不満を抱いていた」と伝えている。 (C)時事通信社