政府が新型コロナウイルス感染拡大防止への協力を呼び掛けた「勝負の3週間」の最終日に当たる16日、対策を助言する厚生労働省の専門家組織「アドバイザリーボード」の会合が開かれた。医療提供体制の逼迫(ひっぱく)が続く首都圏、関西圏、中部圏では「感染者数の明らかな減少は見られない」と現状を分析し、「今後も重症者の増加はしばらく続く恐れがあり、死亡者数のさらなる増加も懸念される」との見解をまとめた。
 専門家組織によると、全国の1週間ごとの新規感染者数は、「勝負の3週間」前日の11月25日から今月1日までは1万5097人。その後、2~8日は1万5521人、9~15日は1万8024人となり、2週間で約2割増えた。
 全国の入院患者数と確保病床使用率は、11月25日時点では7826人(28.9%)だったが、12月9日には9222人(33.7%)に増加。重症者数は16日時点で618人に上り、3週間前と比べ約1.6倍に増えた。 (C)時事通信社