政府が新型コロナウイルス感染拡大防止に協力を呼び掛けた「勝負の3週間」は16日、最終日を迎えた。ただ、この間の全国の新規感染者数は連日のように2000人台を記録し、12日には3000人を突破。感染増加には歯止めがかからず、繁華街への人出も大きな減少は見られなかった。
 国内の新型コロナ感染者数は11月26日から今月15日までの約3週間で約4万7000人増加。1月以降、同日までの累計感染者数約18万4700人の約4分の1を占めた。
 1日当たりの全国の新規感染者数はほぼ2000人台で推移し、今月12日には3000人台を記録し過去最多となった。東京都内では今月15日まで8日連続で300人を超え、16日は過去最多の678人となった。
 一方、ソフトバンク子会社アグープ(東京)の携帯電話位置情報に基づくデータを分析したところ、各地の繁華街5カ所の人出も横ばいや増加が目立った。
 「勝負の3週間」の前日となる11月25日の午後7時台の人出を100%とし、同月26日と12月6日からのそれぞれ10日間の人出の平均人数を比較。歌舞伎町(東京)は11~15%増え、博多駅周辺(福岡)とススキノ(札幌)はほとんど変化がなかった。一方、北新地(大阪)は11~16%、栄(名古屋)は7~11%それぞれ減少した。
 政府の新型コロナ対策分科会は11月25日の会合で、年末年始を穏やかに過ごすため早期に強い措置を講じるよう提言。これを受け、西村康稔経済再生担当相は「この3週間が勝負だ」と発言していた。 (C)時事通信社