新型コロナウイルスのワクチンが18日、国内で初めて承認申請された。人工的に作ったリボ核酸(RNA)を用いる新しいタイプのワクチンで、高い効果が報告されている半面、長期的な影響を慎重に見極める必要性も指摘されている。
 米製薬大手ファイザーが申請したワクチンは、米英などで今月使用が認められ、接種も始まった。RNAを用いたワクチンは近年、急速に技術開発が進んでおり、従来のワクチンに比べ製造期間を大幅に短くできる。実用化は今回が初めてだ。
 同社はウイルスの遺伝情報を基にRNAを合成。人に接種すると体内でウイルスのタンパク質が作られ、免疫細胞がタンパク質を認識して免疫を獲得する仕組みだ。
 同社は世界の約4万3000人が参加した臨床試験(治験)で、発症を防ぐ95%の有効性と一定の安全性を確認したと報告した。ただし、効果がどの程度続くかは分かっていない。ごくまれに起きたり、長期間で現れたりする副作用の恐れも否定はできず、慎重な検証が求められている。 (C)時事通信社