【パリ時事】新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、欧州でクリスマスと年末年始に規制を再強化する動きが進んでいる。イタリア政府は全土で外出を原則禁止し、スイスでは飲食店などが1カ月間閉鎖。スペインでも移動が制限される。
 イタリアでは24日から来年1月6日までの間、一部期間を除いて生活必需品を扱う店以外の営業が禁止される。飲食店は持ち帰りと宅配のみ営業可能。コンテ首相は18日の記者会見で「苦渋の決断だが、1月に活動を再開するために必要な措置だ」と強調した。
 スイス紙トリビューン・ド・ジュネーブによると、連邦政府は22日から1カ月間、飲食店や映画館などの文化施設を閉鎖する。スポーツ施設も休業対象となるが、スキー場は例外として営業が認められる。
 スペインでは23日から1月6日まで、地域をまたぐ移動が原則禁止される。ただ、パイス紙によれば、仕事のほか「家族や親しい友人に会う目的」での移動は認められるという。
 AFP通信の独自集計によると、欧州での新型コロナによる死者は50万人を超え、北米や中南米を抜いて地域別で最多。各国政府は、人の移動や会合が増えるクリスマス時期に感染が拡大すると警戒している。 (C)時事通信社