【ワシントン時事】米疾病対策センター(CDC)の諮問委員会は20日、新型コロナウイルスワクチンの優先接種対象に関する提言をまとめた。米各メディアによると、既に接種が始まった医療従事者らに続く第2グループとして、教師や食料品店従業員のほか、75歳以上の高齢者を優先すべきだと勧告している。
 米食品医薬品局(FDA)はこれまでに、米製薬大手ファイザーとバイオ医薬品企業モデルナのワクチンについて、緊急使用を許可。CDC諮問委の提言を踏まえ、各州当局が具体的な接種対象を決定する。提言は、優先接種対象の選定をめぐる日本など他国の判断に影響する可能性もある。
 提言で第2グループに挙げられているのは、教師のほか精肉工場、食料品店、刑務所、公共交通機関など在宅勤務できない職種の労働者。「社会の機能を保つ上で重要な役割を果たし、かつ感染リスクの高い環境で労働ないし生活」しているためで、全米で約3000万人に上る。
 75歳以上の高齢者は約1900万人。ワシントン・ポスト紙(電子版)によれば、新型コロナによる入院患者の25%を75歳以上が占め、重篤化や死亡のリスクが高い。 (C)時事通信社