【ベルリン時事】米製薬大手ファイザーと新型コロナウイルスワクチンを共同開発した独バイオ医薬品企業ビオンテックのシャヒン最高経営責任者(CEO)は22日、オンラインで行った記者会見で、両社のワクチンは英国などで確認された新型コロナの変異種にも有効である公算が「非常に大きい」との見方を示した。
 シャヒン氏は、遺伝情報を伝える物質「メッセンジャーRNA(mRNA)」を使った両社のワクチンは変異を想定して開発されている上、変異もまだ大きくないとして「科学的には、この変異種にも対応できる公算が非常に大きい」と述べた。まだ確証はないものの、2週間後にさらに詳しいデータを解析して発表する方針という。
 シャヒン氏はまた、仮に変異種に現在のワクチンが効かなかったとしても、「理論的には、6週間で変異種に対応できるワクチンの開発は可能だ」と説明した。ワクチンの根本的な部分を変えることなく、対応ができるとしている。
 日本でのワクチン承認に関しては、ビオンテックのテュレジ最高医療責任者(CMO)が、海外の臨床試験(治験)データが日本でも有効かどうかを調べる「ブリッジング試験」が行われている段階だと説明。時期は明言できないが、手続きは「迅速に」進んでいるとの認識を示した。また、世界で行った治験では、対象の4%がアジア系だったことを明らかにした。 (C)時事通信社