【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州委員会は22日、英国で確認された新型コロナウイルスの変異種への対応をめぐって勧告を出し、必要最低限の市民らの渡航や物流を維持するため、英国からの航空機や鉄道の受け入れを停止する全面的な入国禁止措置は「中止すべきだ」と加盟国に求めた。
 一方、変異種拡散を抑制するため、英EU間の不要不急の渡航は推奨しないようにすべきだとした。
 EUでは20日以降、英国からの入国を禁じる動きが加盟各国で相次ぎ、休暇前に帰国できない人が出るなど混乱が生じている。特に対岸のフランスは英仏海峡間の往来を全面停止。英国でトラックの大渋滞が発生している上、食料品などの供給網途絶への懸念も強まっている。
 勧告では、英EU市民や滞在資格を持つ住民、医療従事者などの渡航を認めるよう要請。貨物輸送の円滑化も促した。 (C)時事通信社