西村康稔経済再生担当相は23日の新型コロナウイルス感染症対策分科会で、東京都と周辺各県の感染拡大に歯止めがかからない状況を受け、「首都圏では忘年会、新年会は見送ってもらい、帰省も慎重な検討を改めてお願いしたい」と要請した。終了後の記者会見では、大規模イベントの開催制限を再強化する方針も示した。
 西村氏は分科会で、各知事による飲食店への営業時間短縮要請にもかかわらず、「首都圏ではなかなか人出が減っていない」と指摘。医療提供体制を確保する観点から、「特に若い世代を含め、今から静かな年末年始を過ごすようお願いしたい」と呼び掛けた。
 政府が段階的に緩和してきた大規模イベントの開催制限をめぐっては、感染状況が4段階中2番目に深刻な「ステージ3」相当地域で、特に拡大傾向が続く場合、人数上限を「5000人」に戻すよう都道府県に求める。対象について、西村氏は会見で「東京を中心に厳格化する」と説明した。
 分科会ではまた、飲食店に午後10時までの営業時間短縮を要請している東京都を念頭に、「さらなる短縮要請が必要」との見解をまとめた。尾身茂会長は会見で「首都圏のリーダーだからこそ期待したい」と述べた。 (C)時事通信社