【ロンドン時事】強い感染力を持つ新型コロナウイルスの変異種が英国で確認され、英仏海峡が閉鎖された問題で、英仏両政府は23日から往来を再開させることで一致した。ただ、英仏間の物流の要衝となる英南東部ドーバーの周辺には約3000台ものトラックが立ち往生しており、混乱の解消はクリスマス後にずれ込むのが確実となった。ドーバーではいら立ったトラック運転手と警官の小競り合いも起きている。
 英仏両政府は22日夜(日本時間23日午前)、過去72時間以内の新型コロナ検査で陰性が証明された場合に限り、物流業者やフランス居住者らの仏入国を認めることで合意した。これを受け、英政府は医療機関に加え、軍も投入してトラック運転手の大規模な新型コロナ検査を行う方針だ。
 英国内に混乱をもたらした物流の停滞はひとまず解消に向かう見通し。しかし、一通りの検査を済ませるには少なくとも2~3日かかるとされる。1年で最も特別なイベントのクリスマス(25日)までに、正常化は間に合いそうにないという。 (C)時事通信社