厚生労働省は25日、新型コロナウイルスワクチンを優先接種する高齢者の対象を「65歳以上」とする方針を明らかにした。次いで慢性の呼吸器疾患や心臓病、糖尿病、肥満などの「基礎疾患」がある人を優先する。同日の厚生科学審議会の部会で示し、おおむね了承された。
 厚労省は、米製薬大手ファイザーが承認申請したワクチンについて、来年2月までに承認の可否を判断する方針。同省が全国の自治体に示した接種スケジュールによると、最優先されるのは感染者と接する機会の多い医療従事者や救急隊員、保健所職員ら計約400万人で、接種体制を3月中に整える。
 これに先行する形で、希望する医療従事者約1万人には2月下旬にも接種できるようにする。接種による体調変化の有無などを調べる狙いがある。
 重症化しやすい高齢者は医療従事者らに続く位置付けで、3月下旬から4月上旬に接種体制を整える。3番目は高齢者以外で基礎疾患がある人と高齢者施設の職員らで接種は4月以降の見通し。 (C)時事通信社