ロシア統計局は28日、1~11月のロシア全土の死者数が前年同期比で約22万9700人増加したと発表した。新型コロナウイルス対策に当たるゴリコワ副首相は死者数の増加について「81%がコロナかコロナの後遺症による」と説明。コロナが原因で約18万6000人が死亡した計算になる。
 ロシア政府対策本部の28日の発表ではコロナの累計死者数は5万5265人で大きな開きがある。プーチン大統領は対策本部の発表を根拠に、ロシアの死者数は欧米と比較して少ないとたびたび主張していた。しかし、実際には欧州各国を上回り、米国(死者33万人超)やブラジル(同19万人超)に次いで多い可能性が出ている。
 有力紙RBK(電子版)なども28日、統計局の発表に基づき、4月から11月のコロナの死者数は11万6030人と報じた。
 対策本部と統計局の死者数の違いはこれまでも指摘されているが、ゴリコワ氏は今月、対策本部は死因が明らかにコロナのケースのみを計上していると釈明していた。ロシアの累計感染者数は約307万人。 (C)時事通信社