【カイロ時事】中東で新型コロナウイルス感染による死者が最多のイランで29日、国産ワクチンの臨床試験(治験)が始まった。国営メディアが伝えた。米国の制裁下でワクチン調達が難航する中、独自開発の成果を誇示し、国民の不安払拭(ふっしょく)を図る思惑があるとみられる。
 ナマキ保健相は「世界中で作られる多くのワクチンよりも優れていることを証明する」と強調。地元メディアは、治験での接種後に「イランにはワクチン製造の長い歴史がある。深刻な副作用もないと確信している」と話す男性の声を伝えた。 (C)時事通信社