【サンパウロ時事】アルゼンチン上院は30日、妊娠14週までの人工中絶を合法化する法案を小差で可決した。下院は既に通過しており、法が成立した。これまでは母体に危険がある場合と性的暴行により妊娠した場合を除き、中絶は認められていなかった。
 ロイター通信によれば、カトリック教徒が多く保守的な中南米での合法化は、ウルグアイ、キューバ、ガイアナに続いて4カ国目となる。
 合法化推進派のフェルナンデス大統領は「きょう、われわれの社会は女性の権利を拡大し、公衆衛生を保証することでより良くなった」と可決を歓迎。ただ、過去に合法化法案が否決されたアルゼンチンでは抵抗感も強く、報道によると、上院は議論の紛糾で採決までに約12時間を要した。
 アルゼンチン出身のフランシスコ・ローマ教皇は29日、ツイッターの投稿で、暗に反対の意思を示していた。 (C)時事通信社