菅義偉首相は8日のテレビ朝日の番組で、新型コロナウイルス対策のため昨年12月に小池百合子東京都知事に対し、飲食店に20時までの営業時間短縮を要請するよう求めたが、小池氏が「他の方法で努力する」と断っていたと明らかにした。都の感染拡大に歯止めがかからず、政府が緊急事態宣言の発令に追い込まれたことへの「恨み節」が漏れた形だ。
 時短要請は電話で行ったという。不仲がささやかれる首相と小池氏だが、首相は「いろんなことを言われているがよく電話はしている」と述べ、連絡は密に取っていると強調した。
 中国、韓国を含む11カ国・地域との間のビジネス関係者らの往来に関しては「安全なところについてやっている」と継続する考えを示した。新型コロナ変異種の市中感染が「1例でもあったら(当該国との往来は)即停止する」とも語った。
 緊急事態宣言発令を踏まえ、「影響が出る方への支援策は前向きに検討している」と述べ、新たな対策を打ち出す考えも明らかにした。 (C)時事通信社