菅義偉首相は10日、NHK番組に出演し、新型コロナウイルスの感染が急拡大する大阪、京都、兵庫3府県を緊急事態宣言の対象に追加するかについて「必要であれば、すぐ対応できるよう準備はしている」と明らかにした。ここ数日の感染状況を見極め、専門家の意見も踏まえた上で判断する考えを示した。
 政府は首都圏4都県を対象に宣言を発令しており、関西3府県知事は9日、政府に対象追加を要請した。首相は3府県の現状について「緊迫した状況であることは承知している」と指摘。同時に、「政府分科会の先生方は、もうしばらく様子を見て、分析したいという方向だったようだ」とも述べた。
 首相は8日には「しっかり連携し、状況を確認した上で対応していきたい」と述べていたが、3府県の要請を受けて、踏み込んだ発言となった。
 一方、2050年に温室効果ガス排出量を実質ゼロとする目標達成に向け、原発を活用する考えを表明した。「世界で最も厳しい水準の下で稼働する、地元の理解を得ながら進めていく、ここについては変わらない」と述べた。 (C)時事通信社