【ジュネーブAFP時事】スイスで昨年春に実施された学校の休校措置が、新型コロナウイルスの感染抑制に効果的だったことが10日、分かった。スイス連邦工科大チューリヒ校の研究チームが査読前の論文で明らかにした。人の移動が2割超減り、新規感染を押し下げたという。
 研究チームは国内の通信データを活用し、昨年2月10日~4月26日の人の移動を分析した。その結果、移動削減に最も効果的だったのは5人を超える集会禁止で、24.9%減った。次いでレストランやバーなどの閉鎖が22.3%、休校が21.6%だった。
 スイスでは3月16日のロックダウン(都市封鎖)で学校が閉鎖され、2カ月近く休校が続いた。研究チームを率いた同大教授は、休校により「子どもたちが家にとどまるだけでなく、彼らの親も行動変容を求められることがある」と指摘した。
 休校措置は、世界で最も論争の的となるコロナ対策の一つとなっている。 (C)時事通信社