【シリコンバレー時事】世界最大級の家電IT見本市CESが11日、オンラインで開幕し、日本勢を含むメーカーが発表会を開いた。ソニーはドローン(小型無人機)、韓国サムスン電子は家事ロボットを公開した。新型コロナウイルス流行で社会のデジタル化が加速する中、各社はコロナ後の生活様式を見据えた提案や遠隔技術を競った。期間は14日まで。
 ソニーが初公開したドローン「Airpeak(エアピーク)」は、ミラーレス一眼カメラの搭載が可能だ。高画質な空撮映像を必要とする制作現場での活用を見込んでおり、日米で今春投入する。
 吉田憲一郎社長は発表会で「ソニーの技術によって創造力は無限に広がる」と強調した。
 パナソニックは車載向けの高性能音響システムなどをアピールした。キヤノンは、カメラをパソコンと接続するだけでウェブ会議などのカメラとして使用できるソフトを披露した。
 オムロンヘルスケアは、高血圧患者が自宅で測定した生体データを医者と共有するシステムを紹介。コロナ感染拡大が収束しない中、遠隔診療に役立てたい考えだ。
 一方でサムスン電子は、開発中の生活支援ロボットを発表。アーム(腕)を使って皿を形状ごとに仕分け、食洗機に入れるなど、簡単な家事を実演した。
 韓国LG電子と中国のTCL科技集団は巻き取り式ディスプレーのスマートフォンを公開。TCL幹部は「(巻き取り式が)間違いなく携帯端末の基準をつくりかえる」と語った。 (C)時事通信社