国立がん研究センターとNECは13日までに、人工知能(AI)を使った大腸内視鏡用の診断支援ソフトウエアを開発し、医療機器として承認を得たと発表した。医師の肉眼による大腸がんや病変の見逃しを減らし、診断精度の向上に役立つと期待される。NECは国内で販売を開始し、欧州でも近く始める予定。
 大腸がんは前段階の病変である腫瘍性ポリープや早期がんの時点で、内視鏡により切除することが重要。しかし、病変が小さかったり、大腸の内壁に似ていたりする場合、見つけにくい。医師が熟練していないと見逃されることがある。
 ソフトは主要3メーカーの内視鏡に対応し、病変を検出すると大腸の画像上に円形マークで位置を示し、音で知らせる。AIにはNECの顔認証技術を応用。同センター中央病院内視鏡科で約1万2000種類の病変の画像に所見を付け、学習させた。 (C)時事通信社