【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)は21日、テレビ首脳会議を開き、新型コロナウイルスへの対応を協議した。感染拡大が収束せず変異種への懸念も広がる中、EU域内における旅行などの不要不急の渡航を制限することが必要だとの認識で一致。対策を強化する。
 フォンデアライエン欧州委員長は終了後の記者会見で、「深刻な状況を考慮し、国内や国境間のあらゆる不要不急の渡航を推奨しないようにすべきだ」と強調した。具体的な措置を決める権限は各国にあるが、EU市場の機能を維持するため、国境封鎖はしないことを確認。物流や必要不可欠な渡航は引き続き認める。
 第三国からEUへの必要不可欠な渡航については、フォンデアライエン氏は「追加的な安全措置を提案する」と説明。渡航前の検査を義務付けることなどを例に挙げた。
 首脳会議ではこのほか、新型コロナのワクチン接種者に発行する証明書の標準化を進めることでも合意。証明書取得者への渡航制限の緩和など、医療目的以外での証明書の活用方法については今後決定する。 (C)時事通信社