旭川医科大(北海道旭川市)は26日、学内会議の内容を外部に漏えいしたなどとして、同大病院の古川博之院長を解任したと発表した。大学の理事らで構成する同大の役員会が複数の証言から事実を認定し、病院長に適しないと判断したという。解任は25日付。
 役員会は、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した慶友会吉田病院(旭川市)に関し、同大の吉田晃敏学長が「コロナを完全になくすためには、あの病院が完全になくなるしかない」などと発言したとされる学内会議を古川院長が録音し漏えいしたと判断。「職務上の義務違反」に当たるとして解任したとしている。
 同大は26日、吉田学長らが記者会見し、経緯を説明。同席した顧問弁護士は「古川院長の反論も聞いており公平」と解任の正当性を強調した。
 吉田学長は「誤解を与えてしまったことはおわびする」と発言を陳謝した。同大は近く学長選考会議を開き、吉田学長の処分について審議するという。 (C)時事通信社