新型コロナウイルスワクチンの保管に欠かせない超低温冷凍庫の製造が急がれている。2月下旬にも医療従事者へ先行接種される見通しで、ワクチンの安定供給につながるよう、メーカー各社は増産体制を整えている。
 米製薬大手ファイザーのワクチンは零下70度で保管する必要があり、政府は超低温冷凍庫約1万台の確保にめどを付けている。
 政府から昨年12月に打診を受けた「カノウ冷機」(相模原市)では、零下80度まで対応できる冷凍庫を扱う。平野明日香統括マネジャーによると、デンマークの会社に委託製造した製品の検品や出荷に追われており、1日当たりの出荷は最多で20台に上る。
 政府に加え自治体や医療機関からも注文が殺到し、在庫切れ状態が続く。これから受注しても納品は4月以降になるという。平野さんは「力になれるのは光栄なことで、社員一丸となって真剣に取り組んでいく」と語る。 (C)時事通信社