英製薬大手アストラゼネカが日本に供給する新型コロナウイルスワクチンで、兵庫県芦屋市に本社を置く製薬会社JCRファーマが9000万回(4500万人)分を国内で製造することが28日、分かった。新型コロナワクチンをめぐり各国間で争奪戦の様相を呈する中、日本政府は一定量を国内で生産することで安定供給を図る方針だ。
 アストラゼネカのワクチンは英国などで承認を受け、既に接種が始まっている。日本でも昨年8月から安全性などを確認するための臨床試験(治験)を行っている。
 日本政府は昨年12月、同社から6000万人分の供給を受けることで合意。うち1500万人分は3月までに提供されることになっており、同社はこれに向けて薬事承認を申請する方針だ。
 アストラゼネカは日本での生産について、JCRファーマと業務委託契約を締結。技術移管を行い、ワクチン原液の製造に向けた準備を進めている。 (C)時事通信社