【ニューヨーク時事】米製薬大手ファイザーは28日までに、同社の新型コロナウイルスワクチンが、英国と南アフリカで確認されたウイルス変異種への効果を示したと発表した。
 同社が米テキサス大と行った実験では、ワクチンを接種した20人の血液を利用し、英国型、南ア型、両者に共通する変異の計3種類への効果を検証。南ア型への効果が他に比べてやや劣ることが分かったものの、「ワクチンの効果が大幅に弱まることはない」との見解を示した。
 ファイザーは実験結果が「変異種に対処するための新たなワクチンの必要性を示しているわけではない」と説明。同時に、ワクチンが変異種に効かない場合に備え、対応する準備もできていると強調した。
 米バイオ医薬品企業モデルナも今月、同社のコロナワクチンが南ア型に対して効果が弱まるとの実験結果を公表。追加接種用のワクチンの臨床試験(治験)を進めていると明らかにした。 (C)時事通信社