東京医科歯科大の研究チームは29日、同大病院に入院していた患者3人から、海外で流行している系統の新型コロナウイルスを検出したと発表した。いずれも渡航歴がなく、国内で市中感染したとみられる。
 感染力が大幅に高まった可能性がある、英国などの変異ウイルスとは異なるが、感染者が検疫をすり抜けて入国していた可能性が浮かんだ。
 チームは昨年11~12月に入院していた複数の患者からウイルスを採取し、遺伝情報を解析。うち3人から、欧米などで流行している、それぞれ別の系統の変異ウイルスが検出された。
 チームによると、今回見つかったウイルスの感染力や毒性は分かっていない。英国などの変異ウイルスが持つ特有の変異は生じていない。 (C)時事通信社