【ニューヨーク時事】米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は29日、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、最終段階の臨床試験(治験)で66%の感染予防効果が確認されたと発表した。同社は2月初めにも米当局に緊急使用許可を申請する。
 既に実用化されている米ファイザーなどのコロナワクチンは2回の接種が必要だが、J&J製は1回の接種で済むため、普及スピードの加速が期待されている。ただ、ファイザーと米モデルナのワクチンは、治験段階でそれぞれ90%以上の予防効果が確認されていた。
 治験には4万人超が参加し、ワクチンが中程度から重症のコロナ感染を防ぐ効果が66%に上ることが示された。重症例に限れば、予防効果は85%に上った。治験で特段の安全上の問題は起きず、急激なアレルギー反応である「アナフィラキシーショック」も確認されなかった。変異したウイルスにも効果を発揮した。 (C)時事通信社